《27年度樹木ウォッチング》

平成27年度樹木ウォッチング開催日一覧表◆第112回「江の島を散策する」◆

江の島写真1樹木ウォッチングの会は110回を重ね、都内の名所はどこも3回以上実施済となって、もはや新鮮味に欠ける。今回はこれまで実施していない「江の島」での開催とした。
にもかかわらず、参加申し込みは2名のみ、幹事、事務局を含めて5名とはいささか寂しい!このような中で、末廣先生はいつもと変わらず終始全力投球で説明してくださった。

午前11時、弁天橋手前からスタート。
トベラ、シャリンバイ、ハマヒサカキ、いずれも海岸性の常緑低木で、葉には光沢があり実はまだ青かった。サルスベリのピンクの花が華やかに映えていた。6枚の花弁、中心にはオシベとメシベ、花弁は縮れてふっくらしていてそれ自身で一つの花ようにも見えた。
仲見世通りを抜けて右に折れ、御岩屋道通りに入った。フウトウカズラ(コショウ科)、イタビカズラ(クワ科)、テイカカズラ(キョウチクトウ科)のカズラ3種類を一同に観察、比較できた。
御岩屋道通り一帯はヤブツバキ、タブノキ、スダジイ、ウバメガシなどが茂る立派な森を形づくっていた。
四面に36匹の猿を掘り出した珍しい群猿奉賽像庚申塔、小振りの赤いアサガオ花を付けたルコウソウ、庭花の定番だったタマスダレなど観察して、奥津宮に立ち寄る。ここの天井画「八方睨みの亀」は江戸の酒井抱一画で有名だという話。

江の島写真2お昼になって、レストラン「魚見亭」の“生しらす丼”を皆で食べた。目前に大海原が広がる絶好の席についたが、あいにくの曇りで富士山の姿は見えなかった。残念!
午後も継続した。葉が巨大なカミヤツデ(紙八手)は、茎に白色の太い髄があり、造花や水中花に使われたそうだ。ムラサキシキブを一回り大きくしたオオムラサキシキブ、イヌビワなどを観察しながら亀ヶ岡広場に移動した。広場で、ハマビワ、ヤタイヤシ、アメリカディゴを観察後、全員で記念写真を撮って、午後2時に樹木ウォッチングの会を終了した。

終了後、江の島は久し振りだったので、江の島の頂上部に別荘として建設された「江の島サムエル・コッキング苑」に全員で入園した。イギリス庭園のレンガ造り温室の遺構やバラ園、世界各地から集めた珍しい植物などを自由に見て回った。
午後3時半に帰途につく、樹木ウォッチングと江の島観光をつないだ一日となった。

◆第109回「小金井公園、桜の名所でお花見しましょう」◆

前回(3月4日)は、雨天のために中止としました。荒天が続き今回の開催も心配していましたが、当日はその心配を払拭するかのような快晴に恵まれ、いろいろな桜を楽しみました。

午前10時に公園西門前に集合、参加者は末廣先生をはじめ9名です。
西門から小金井公園に入ると、桜の花びらの絨毯が広がっていました。末廣先生は桜の種類について解説されました。日本にある桜の野生種はエドヒガン、ヤマザクラ、オオシマザクラなど10種があると言われているが、カンヒザクラを除いた9種とする説もあるとのこと。園芸品種は約300種もあるそうです。野生の山桜に対して、人の手で栽培されているものを里桜と呼びます。
最初に見たのは、鮮やかな濃紅色で大輪八重の「関山(かんざん)」です。関東中心に多く栽培されている桜で、花は塩漬けにして桜湯に使われています。
また、「カスミザクラ」が高枝の一面に淡紅色の花をつけて綺麗でした。「ヤマザクラ」に似ていますが、小花柄や葉柄に毛があることが多く「毛山桜」とも呼ばれることもあるそうです。
濃紅色で花が平開しない「カンヒザクラ」も、満開で存在感がありました。
白で大輪一重咲の「御車返し(みくるまがえし)」は名前の由来が興味深く、そばを通りかかった二人が一重咲きか八重咲きかで争って、車を引き返させて確かめたことに由来するそうです。
「江北匂」と、「駿河台匂」が少し咲いていました。匂わないといわれるサクラの中で、オオシマザクラやこれらの桜は例外で強い香りがあるのだそうです。「駿河台匂」の香を皆で嗅ぎました。
淡いピンクで八重の「一葉」、白色で大輪一重の「白雪」も満開でした。淡紅色で大輪一重の「嵐山」は、花弁の形が整っているため桜の紋章のデザインの元となったそうです。
「駒繋ぎ」は白色一重では最も大きな花を咲かせる桜で、英国から逆輸入されて「太白」と命名された桜と同種と判明したといいます。「駒繋ぎ」と「太白」、どちらの名前が相応しいでしょうか?
「太白」をバックに記念写真を撮り、純白大輪八重の「白妙」を見てランチタイムにしました。お昼は芝生広場に車座になって弁当を開き、お酒も入ってお花見小宴会で盛り上がりました。
午後はこの地に因んで命名された「小金井薄紅桜」の老原木が保存されているのを観察、最後は、オオシマザクラの巨木が縦横に枝を伸ばした姿に、参加者一同感動しました。

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